お年寄りからこども達まで、その街で暮らす人々が憩い、集い、話し込む場がある。
ものをつくり、発信していく場がある。
人が活気づけば、街に賑わいがうまれてきます。
街が活気づけば、人が集まってきます。
私たちは、「街の魅力を再構築し、調和のとれた美しい景観づくりをきっかけとした住民主導のまちづくり」のお手伝いをいたします。
街並みは、ひとたび壊されたらもう戻らないものです。住民が「古くさくて不便だ」と思っていれば、一軒一軒の家は、櫛の歯が欠けるようになくなっていくしかありません。
美しい歴史的街並みは、生活の総体です。自分達の街への誇りと日々の暮らしを見つめ直すことで、佇まいのある建物を上手に活かし残している街並みに生まれ変わります。そして、何度も訪れてくれるその街のファンがいるのです。
街並みを保存・再生し、まちづくりを進めていくためには、歴史的建造物や、生活文化の継承に熟知した「専門的な外部の視点」が欠かせません。
私たちは、越前大野、郡上八幡、熊本宮原町などで、地域住民とともに、地域の「宝」を見出し、その土地でしかできないまちづくりの活路を見出してきました。
「私はこの町が好き」「こんな町であってほしい」。そんな「私」の幸せがたくさん集まった社会が、本来の「公」であると考えます。
わたしたちは、その街の歴史や風土、住む人々の価値観の多様性を包み込んだコミュニティデザインを実践します。
まちは生きています。建物の保存だけでなく、建物と往来のつながり、まち全体を貫く共通のトーン、そしてまちがどのように活気づいていくのかという可能性まで考えることが大切です。私たちは、住民参加のワークショップによって、住んでいる人の意思を汲み上げながら、計画から施設づくりにまで練り上げていくお手伝いをいたします。