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2006年02月01日 Wed

ブックカバー 銀杏

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突然ですが、松井のスケッチがブックカバーに採用されました。実業之日本社出版「本多静六自伝 体験八十五年」の銀杏の絵です。以前内装を設計したデザイン事務所の方がスケッチを採用してくださいました。これを機会に本を読みましたが、本多静六(1866~1952)という人は大変興味深い人です。山林学校(現・東大農学部)教授でありながら、地道な貯財で富豪となりました。日比谷公園の設計者であり、山林は国土の保全のために重要だと言う考えから、国立公園を法令化に結びつけた人です。後藤新平や渋沢栄一、新渡戸稲造と交流があり東京復興計画の影の立案者でもあります。その実践論は多くの示唆に富んでいます。ぜひご一読をお勧めします。続編もあります。

「ブックカバー 銀杏」