木組の流れ

家づくりには、住まい手の皆様のご要望にお答えし満足いただけるまで打ち合わせを繰り返します。
ご提案が承認される時間はまちまちですが、だいたいのめやすとして、基本設計に3ヶ月、詳しい図面を書くための実施設計に3ヶ月、確認申請期間に1ヶ月、着工から引き渡しまでに半年以上、トータルで約14ヶ月程度かかります。設計者は、建て主さんと職人さんのつなぎ手です。何度も現場に通い、責任をもって最後まで進めていきます。

流  れ 費 用

1.顔合わせ

住みたい家がはっきりしている方も、まだ漠然としたイメージしかない方も、設計者へ相談することから家づくりの第一歩がはじまります。まずはどうぞお気軽にお問い合わせください。ご連絡頂いた後、事務所でご要望をお伺いいたします。

お問い合わせ

無料です

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2.調査

敷地の調査、周辺の環境調査を行います。また、役所で法規的情報の収集も行います。

交通費だけいただきます

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3.ご提案

建て主さんのご要望をもとに、間取り(暮らし方)と立面図(家の顔)を、アイデアスケッチとしてご提案します。

プレゼンテーション費用として、一案 30万円。契約された場合は設計料に含みます。
(不成立の場合、著作権は設計者に帰属します。)

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4.設計契約

建て主さんと私たちとの間で、設計契約を結びます(設計監理料は工事費の料率です。設計内容によって前後します)。

 
   

5.基本設計

ご要望の条件を満たした「たたき台」として、パースまたは模型でプレゼンテーション、必要に応じて概算見積もりをします。ここでO.K.が出ると、実施設計に進むことになります。

木組の家の1:100模型

契約料として、設計料の30%

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6.実施設計

確定した基本設計を元に実際に職人さんが建てるための詳しい図面を作ります。実施設計図です。

実施設計料として、設計の40%

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7.確認申請

役所に確認申請図面を提出
建築許可を取得します。

申請手数料別途

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8.御見積

実施設計図をもとに、施工業者に工事費用の見積もりを出してもらい、査定・調整します。

見積り査定別途業務

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9.工事契約

建て主さんと施工業者との間で、私たち立ち会いのもとで、工事契約を結びます。
工事の工程が施工業者から提出されます。
工事期間中は、図面の通りの工事が行われているか、私たちがチェックに行きます。現場での打合せが仕上がりや精度を左右します。

 
   

10.着工・地鎮祭

土地の神様を祭り、工事の無事を祈願します。 建主さん、大工さん、設計士が参加します。

工事費の30%

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11.刻み

大工さんが木材の加工に入ります。材料のチェック、継手・仕口の確認など骨組みにかかわる打合せを構造の図面を使って大工さんと行います。

木組の刻み

 
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12.建方・上棟

家の骨組みの完成です。木組の家の工事で、一番の見どころです。

工事費の30%

設計監理料の1/2として設計料の15%

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13.大工工事

現場の進行状況や、図面通りに出来ているかチェックします。 職人さんと直接打合せをし、より良い家が出来るように協力して家づくりを進めていきます。

工事費の20%
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14.造作工事

天井、床、階段や造付家具などをつくります。 場合によっては原寸図を作成して精度のよい仕上がりを目指します。

 
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15.仕上げ工事

完成に向けて壁や建具などを仕上げていきます。キッチンや浴室などの設備機器を設置します。

 
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16.竣工

竣工後、竣工検査を行い、役所の完了検査を受けます。

工事費の20%

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17.引き渡し

引渡しを行います。住まい方の留意点やメンテナンスの手引書をお渡しします。これが終わると、いよいよ新居へ引越しです。

引渡し後1週間以内に設計監理料の1/2として設計料の15%(残金清算)


コストについて

家づくりの価格は、「透明性と適正価格」であることが大切だと考えています。一軒の家が建つまでの費用についてご説明いたします。

◎設計監理料について

建て主さんと相談を重ね、デザインし、工事を監理します。監理とは図面通りの建物が現場でできているかを確認する作業です。また、お預かりした予算が最適なかたちで使われるよう、コスト管理も大切な仕事です。相談から竣工まで責任をもって進めていきます。

  • 設計監理料は、工事費の料率です。工事費に応じて12%から15%が目安ですが、ご予算によって、ご相談に応じます。

  • 建築確認申請書および中間・完了検査申請書作成費は別途です。また、フラット35や住宅性能表示の申請も別途となります。印紙代、交通費は実費が必要となります。

◎工事費について

実際に家を建てるためにかかる工事の費用のことで、本体工事費(素材にかかる費用と、家をつくりあげていく職人のはたらきに対する対価、諸経費)とその他の費用に含まれないものがあります。

Ⅰ 本体工事費

1. 素材にかかる費用
  • 無垢の木・土・漆喰などの自然素材
  • 給排水・照明器具などの設備関係
2. 家をつくりあげていく職人のはたらき
職人 仕事内容 [工事名]
家の基礎となるコンクリートを打ちます [基礎工事]
 
大工 木を刻んで、家の構造となる骨組を組む [木工事]
   
  屋根下地、壁、床をつける
階段や建具の入る枠をつける
つくり付け家具など
[造作工事]
 
左官屋 壁に漆喰や土を塗る [左官工事]
 
屋根屋 ガルバリウム鋼板、瓦など、屋根材を葺く [屋根工事]
 
建具屋 襖障子ドアサッシ窓などを製作し、取り付ける [建具工事]
 
電気屋 電気の配線をし、コンセントやスイッチ類を取り付ける [電気工事]
 
水道屋 配管をし、上下水が使える状態にする [給排水工事]
 
その他 畳、タイル、襖・ガラスなど [仕上げ工事]
3. 諸経費
  • 運搬、保険、現場監督料、清掃などの費用です。
  • 消費税は別途です。

Ⅱ その他の費用

職人 仕事内容
設備類 ガス工事(都市ガス・プロパンなど、地域によってちがうので別途)
電話工事
 
外構類 門塀・庭
 
家具類 家具・カーペット・カーテン
 
申請類 申請手数料印紙代実費
性能保証手続き実費
 
儀式 地鎮祭
上棟式の神主さん謝礼や飲食代
 
その他 現場交通費
火災保険や建物の登記
税金
引越し費用
近所への挨拶まわりやお茶菓子など

着工から竣工まで、かかる費用のすべてを、時系列順に整理しました。

追加・変更分も見越して!

工事途中に何度か現場に足を運んで、建物が徐々に出来ていく様子を見ているうちに、追加工事や変更工事が出てきます。ほんのわずかな変更でも、いくつか重なると工事費にも影響してきますので、その分の予算を別にご用意していただくことが必要です。松井事務所では変更などが発生した場合、その都度御見積をご提示致します。