プロジェクトレポート
2014年10月07日 Tue
ここはギリシャのパルテノン神殿かと見まがうような建物が、会津喜多方にあります。
長床という拝殿です。もとは熊野神社の新宮の一部ですが、まるで木造のパルテノン神殿のような、丸い柱の列柱の美しい建物です。
平安時代の源頼義が造営した建物と言われていますが、1611年(慶長19年)の会津地震で倒壊した後、一回り小さく再建されたといいます。
それでも美しいプロポーションを見せてくれています。茅葺の屋根も重厚で、古くて厳かな姿です。
ここにいると、なぜか哲学的になるのはどうしてでしょう。ここには建物の本質がある気がします。うまく言えませんが、魂がゆすぶられるのです。
だから神殿に見えるのかもしれません。
以前雪の中で見た時も驚きましたが、今回も何度も何度もシャッターを押してしまいました。