プロジェクトレポート
2008年06月28日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 宮原の家
松丸太のダイナミックさと茶室の繊細さの調和です。軒下の犬走りが建物を引き立てます。
きれいな材を使った式台。カウンターもちょうどいい高さになりました。
十和田石を張った浴室。木は桧を使っています。
たくさんの蔵書を管理する書斎です。木製サッシと階段に趣向を凝らしました。
せまい場所でスムーズに上がる工夫をしました。段板ごとに左右の幅が違います。
水屋です。細かなところまでつくりこみました。お茶会にはたくさんの人が招かれることでしょう。
2008年06月28日 Sat
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周りを生産緑地に囲まれた、空の広い宮原の敷地に、平屋建ての木組みが建ちました。
埼玉県宮原の地に純和風の家が建ちました。
「終の棲家を」という建主さん。豪快な松梁のある居間、お茶室と水屋、
たくさんの蔵書に埋まる書斎、数奇屋と民家の融合する住まいです。
熟練の技とコンビネーションで数寄屋の趣と民家の開放感を紡ぎ合わせました。
構造材はTSウッドの徳島杉。
施工は渡辺工務店。松井事務所と22年のコンビを組む渡辺正司棟梁の仕事です。
竣工おめでとうございます!
施工 渡邊工務店
設計 ㈱松井郁夫建築設計事務所
撮影 奈良岡忠 松井事務所
2008年05月13日 Tue
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秋田杉のテーブルも渡辺棟梁が作ってくれました。
20年前にやはり渡辺棟梁と松井事務所のコンビと自宅を建てた大宮の家の建主さんも見学にきました。
デッキや犬走りからは広い庭を眺めることができます。
雨の日は屋根と雨落ちの間に、雨のカーテンが降りてきます。
大好評だった、段板ごとに幅の違う階段です。遊びのあるたのしい仕掛けになりました。
2008年05月01日 Thu
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埼玉県宮原に純和風平屋建ての家が建ちました。
熟練の技とコンビネーションで数寄屋の趣と民家の開放感を紡ぎ合わせました。
構造材はTSウッドの徳島杉。施工は渡辺工務店。
松井事務所と22年のコンビを組む渡辺正司棟梁の仕事です。
2008年04月13日 Sun
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左官がおわり、畳も入りました。建具が入ると完成です。
雨落ちの砂利を敷きました。
雨の日に部屋から外を眺めると、外との間に薄い雨の膜ができます。雨樋にはない趣です。
照明も入りました。上棟の頃からくらべると、木の色が全体に馴染んできているのがわかります。
茶室です。丸窓の前にある棚は「違い棚」といいます。
丸窓を月に見立て、叢雲のかかった様子を表現しています。
2008年03月13日 Thu
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左官がはじまり外壁の下地が塗られています。どしっとした存在感がでてきました。
外壁の下地です。この上に藁を混ぜたモルタルを塗ります。
居間の壁にも塗られました。漆喰は調温湿作用があるので夏も快適です。
左官の芳賀さんです。松井事務所の左官をいつもお願いしています。
わずか1.5mmの厚みしかない漆喰を細かいところまでムラなく塗る、素晴らしい腕です。
建主さんがお持ちの水墨画です。何に使うかは完成してからのお楽しみ。
2008年02月13日 Wed
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サッシも入り、外壁の下地の木摺りも張られました。
このあと左官がはじまると、またがらっと印象が変わります。
内部の造作が着々と進行中です。打ち合わせも非常に細かな収まりの話に終始するようになってきました。
玄関の式台はこんなにきれいな桧の板が入りました。
床の間も進んでいます。丸窓には「違い棚」という棚が入ります。
水屋の天井は網代張りです。清涼かつしっとり落ち着いた雰囲気にします。
お茶室側のトイレは茶道の際につかうので、趣を添えました。
水屋の棚も出来てきています。水屋の流し。この上に竹のスノコが乗ります。
2008年01月13日 Sun
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サッシが入ってますます部屋の雰囲気がでてきました。
茶室側廊下の小窓。現場で原寸で検討して、アタリをつけました。
2007年12月13日 Thu
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屋根の板金がきれいに施工されました。
大雪や春一番に見舞われましたが工事は順調に進んでいます。
雪止めの位置を決めました。実際に見ながら慎重に決めます。
この日は床の下地ができていたので実際の高さで空間を確認しました。
書斎の窓。ちょっと趣向をこらした木製の窓が入ります。
2007年11月13日 Tue
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越屋根もついて屋根の形が出来ました。
越屋根を乗せているところ。前日の雪が屋根に残っています。
越屋根は雪国で部屋に光を入れる知恵でもあります。
この日は上棟式。立派な棟札を飾り、紅白のお餅を配りました。
上棟式は盛大に行われました。職人さんをねぎらい、工事の無事と家族の安泰を祈願する大切な催しです。
2007年10月13日 Sat
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上棟です。屋根が架かって建物の全貌が見えてきました。
庭に長く伸ばした軒と玄関先は「宮原の家」の顔です。
入母屋の角木のおさまりを渡辺棟梁と確認。むかしの民家のように小屋組がよくみえます。
屋根に野地板を落とし込んでいきます。天気がいいと作業もはかどります。
松丸太と小屋組。屋根のてっぺんに乗った横長の木が「棟」です。
2007年10月12日 Fri
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建方が始まりました。何ヶ月もかけて手刻みした材が組まれ、建物が姿を見せはじめました。
丸太と丸太を継ぎます。丸太は四角くないのでうまく叩かないと転がってしまいます。
松丸太の上にさらに松丸太がかかります。二代目の孝之さんは実質的にほとんどの仕事を任されています。
5本の松丸太がすべて乗りました!すばらしい腕の職人さんたちがいてこその、この眺めです!
2007年09月13日 Thu
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大宮の生産緑地に平屋建て純和風の家が上棟します。
構造材はTSウッドの徳島杉。
施工は渡辺工務店。松井事務所と22年のコンビです。梁に使う松丸太は、
渡辺棟梁と福島の協和木材まで買い付けに行きました。
熟練の技とコンビネーションで、数寄屋の趣と民家の開放感を現代に紡ぎ合わせます。
2007年08月13日 Mon
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がっしり組まれました。
仕口を慎重に検討しています。丸太は水平垂直が出ないためレーザーをあてながら測ります。
きれいな仕口。これだけで造形物としてすばらしいものです。
こちら側はこのように丸太の上に丸太が乗ります。
2007年07月13日 Fri
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丸太と丸太を組むための墨付けに型板が登場。
丸太の刻みに入ります。大きいので少し動かすのも大変です。
丸柱が届きました。軒下の磨き丸太です。右は、桁に使う磨き丸太です。背割れを入れてあります。
徳島からTSウッドの和田さんが来られました。杉の材木を前に棟梁とお話されていきました。
「宮原の家」の屋根のおさまりは難しいので、板金屋さんも一緒に打合せをしました。
2007年05月13日 Sun
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この日、現場で敷地を見ながら正確な位置を出しました。このあとは基礎コンクリートを打ちます。
神主さんの下、工事の安全とこの地での新しい生活の加護をお祈りします。
下小屋ではどんどん刻みが進んでいます。難しい屋根の収まりは「原寸図」といって原寸大で検討します。
今回は「箕甲」という難しい屋根なので綿密に打ち合わせていきます。
松井事務所と長年のコンビである棟梁と二代目の腕がなります。