プロジェクトレポート
2006年11月16日 Thu
伊勢で泊まった旅館は、歴史的町並み保存地区・河崎の一角にある古くからの建物でした。なんだか懐かしい雰囲気の部屋が並んでいて、タイムスリップしたような気がしました。外国人のお客が多くなってきたと女将さんが話してくれました。ここは無農薬野菜の体に良い食事を提供しています。襖で仕切られた室内はとてもプライバシーがあると思えませんが・・・。伊勢へ行ったときはどうぞ宿泊地の一つとして候補に上げてみてはいかがでしょうか?(奈穂)
伊勢・星出旅館
2006年11月14日 Tue
伊勢・河崎町
伊勢神宮を一度は見なくてはと思いつつ、今まで機会がなくここまで来てしまいました。
今回、縁あって三重、松坂で開かれている「みえ木造塾」に呼ばれ講演をすることになりました。これ幸いと伊勢参りをすることにしました。
泊まったところが伊勢河崎の歴史的街並みが保存されている地区で、この街並みがまたとても良くて、たくさんスケッチを描いてきました。伊勢の台所をあづかる河崎は水路を使った物流と金融の中心地区でしたが、勢田川の改修工事のため多くの蔵や商家がなくなってしまいました。市民の町並み保存運動の力で、白鷹酒造の商家を中心に多くの家や蔵が残され、活用されています。今尚生きている町並みとしての魅力を感じました。
伊勢・河崎町
2006年10月31日 Tue
桐生には「異国調菜・喫茶室馬小屋」と書かれた看板を出し、独特の雰囲気で町の文化に影響を与え続けてきた洋食の芭蕉庵があります。昭和12年に開店以来、長い間変わらず、今でも若い人たちや文人たちが通っているところのようです。中には馬にちなんだものが数多くあり、所狭しと民芸が並んでいます。どこを見ても雰囲気の良い、絵になる場所です。馬小屋カレーが辛かった!おいしかった!
桐生・芭蕉庵
お店の案内を素敵な版画で作っていました。犬がかわいいです。
2006年10月30日 Mon
桐生は繊維の町でした。繊維工場だったのこぎり屋根の建物がたくさん残っています。近代化遺産の保存で、この建物もギャラリーとして使われています。会場では、「桐生再演プロジェクト2006」という展示がおこなわれています。11月5日まで。桐生市東7丁目3-62
お近くにお出かけの折には足を伸ばしてみてください。
桐生・のこぎり屋根
2006年10月27日 Fri
きれいに並んだ唐辛子は部屋に掛けてあるだけでも絵になるかわいらしさがあります。地方に行くとまだこのような形体で売り買いされていて、人の手がまだこれを作っているのだと思うとなんだか農家の縁側にいるような気持ちがします。
とうがらし
2006年10月24日 Tue
江戸東京建物園に行きました。秋の良いお天気の日だったので、たくさんの人がいて、運動会などもやっていました。昔の街並みのように作られている真ん中、土管のある原っぱが町内会の運動会さながらにぎわっていました。その懐かしい街並みの中に小さな仕立て屋さんがありました。本当に小さくて、女の人が一人で住んでいるような家でしたが、チキンと作られていて、気持ちが良かったです。粋な感じがする黒塀に囲まれて秋の空の下に佇んでいました。
東京建物園の仕立て屋さん
2006年10月23日 Mon
碓氷峠
碓氷峠を走っていたら、トンネルのようなかわいい橋がかかっていて、驚いて車を止めて絵を描きました。むかし碓氷峠を走っていた機関車が通った陸橋やトンネルがたくさん残っていたのです。この先には大きなめがね橋と呼ばれる橋もありました。緑に埋もれてひっそりと残っている陸橋がいとおしく感じました。(奈穂)
碓氷峠
2006年10月22日 Sun
夭折の天才画家、青木繁が描いた「妙義山」が大好きで、一度スケッチしたいと思っていました。高速で軽井沢方面に向かうとすごい迫力で迫ってくる妙義山が見えます。ここから描きたい、と思うのですが車を止めるわけにもいかず、なかなか思った所では描けません。またゆっくり描きにいきたいとおもっています。
妙義山
2006年10月10日 Tue
今年は縁あってずいぶん那須へ通いました。乾燥した風が心地よい季節になり、那須高原の本当の良さが分かってくるとスケッチにも熱が入ります。果物やきのこがおいしい季節になり、いい温泉と空気を吸いにまた訪れたいところです。
「那須塩原・初秋」
2006年10月05日 Thu
千葉県は検見川浜に純和風の家が完成です。
欅の古材を使った大黒から、巨大な松丸太、天秤梁にくわえて、二階をせり出させるせがい造りと、じつに迫力のある家になりました。これだけ多くの材木を使った家を建てるのはうちの事務所でも珍しい仕事だったので、現場に行くのが楽しみで、竣工してしまうのが嬉しいような寂しいような妙な気持ちです。
完成内覧会のあとはご主人がこの家でお祝いの席を設けて下さいました。この家での宴会は上棟式に続いて二度目です。
夜、みんなで外に出て、明かりの灯った外観を見ました。一階と二階の間に入ったガラスから光がもれて、二階が浮いているようでした。
これからもたくさんのお客さんを招き入れる賑やかな家になると思います。
「検見川の家」完成
2006年09月26日 Tue
さようなら いせや
学生の頃から良く通った、吉祥寺の「いせや」という飲み屋が建替えになるというのでスケッチをしてきました。いつも焼き鳥を焼く煙が良いにおいをさせ、親しみのあるにぎやかさで迎えてくれる店でした。歌手の高田渡の行き付けでもあり、庶民的な暖かさが感じられるホッとする空間だったのに、また一つ昭和が消えてゆくかと思うと寂しい限りです。
「さようなら いせや」
2006年09月13日 Wed
知り合いに誘われて、窯焚きの手伝いに行きました。ただでさえ暑いのに、1000度にもなる火の勢いで皮膚が焼けるほどでした。はじめはちょっとした手伝いのつもりでしたが、真夏の肉体労働は思ったよりも厳しく大変なものでした。けれど一度は見てみたかった窯焚き。いい経験になりました。 奈穂
風の郷・窯焚き
2006年09月04日 Mon
タイのカンチャナブリーというのどかな町でカヌーをしました。
はじめてカヌーをしたのですが川の真ん中には驚くべき静寂が待っていて
ただひとつの言葉もいりませんでした。聴いたことのないお経や鳥の声も一緒に川を下りました。
デスクワークをはなれていそしむアウトドアほど気持ちいいことはないと思いました。
タイの川 至
2006年08月30日 Wed
金沢・町屋
金沢に滞在したときに、朝早く起きて散歩がてらスケッチに行きました。大手堀のすぐ脇の民家です。ビル化される街の中で生き続ける住まいは魅力です。金沢にはまだまだ生きている町屋が多く残っていて、街のあちらこちらにある豊かな緑と相まって、街全体のしっとりとしたよさにつながっています。何度でも訪れたくなる街です。
「金沢・町屋」
2006年08月24日 Thu
千倉・千田海岸
至です。久しぶりに千倉へ遊びに行きました。友達と海で泳いで楽しかった!千田海岸の岩場ではシュノーケルで潜りました。その時描いた海岸のスケッチです。薄い岩が何枚も重なっているようでおもしろい風景です。長年波に洗われて出来た節理です。
千倉・千田海岸
2006年08月16日 Wed
金沢美大に毎年集中講義に行っています。金沢は古い街並みを積極的に残し保存する制度が出来ているので、この東茶屋も来るたびにきれいに直され生き生きと活用されています。この風情のある町は置屋さんが並ぶ色町だったところですが、今はレストランや、甘味処などになって観光客や地元の人にも喜ばれています。
「金沢・東茶屋」