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2013年05月30日 Thu

連載【木組みの家に住んで】
第四話「18歳も若返った」

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 「高円寺の家」のオーナーのKさんによる連載エッセイ第四話です。

Kさんは60歳でこの家を建てられ、お一人でお住まいになっています。
無垢の木と漆喰の木組みの家の生活は、どのような暮らしなのでしょうか。
日々のお住まいの様子をお楽しみください。

 

【木組みの家に住んで】

「高円寺の家」施主

第四話
18歳も若返った

今日で、木組みの家に入居して1ヶ月(13年1月)が経ちました。
新しい家を維持するために忙しく、パソコンに向かわないうちに夜が更けてしまう毎日です。

「新しい家ができたら、犬か猫を飼ったら」と、ひとり住まいの淋しさを心配した娘から提案されています。
犬は飼い主の顔をぢっと見ているし、 猫はこちらとは関係なく動き回ります。
「でも家で生き物を飼うと、檜の床や杉の柱が爪で痛むから」とわたしは二の足をふんでいます。 生き物より家のほうが、かわいいんです。

毎日、仕事を終えると、
「さぁ、早く帰って、家のお掃除をしなくちゃ」
とわくわくしながら帰って行く毎日です。小さな建坪の家ですが、けっこう広くて、やることはたくさんあります。

娘の提案には、ちょっと心が動かないこともないのです。
わたしがいつか飼いたいと思っているのは、「黒い猫」。
でも、世話はたいへんだし、家に爪を立てられるのを覚悟しなくてはならないので、たぶん実現しないでしょう。

木組みの家「高円寺の家」玄関の猫の人形

玄関のKikiと、娘のつくった猫

近所の本屋さんに寄ったら、「魔女の宅急便」にでているKikiが売っていたので購入。これで飼っているつもりになりましょう。

引っ越しするために旧家を片付けていたら、娘の小学校時代の工作がでてきたのです。鼻は欠けているし、右手も先はない。 
でも、様子がよく出ているので、わたしの「お気に入り」になりました。

 

木組みの家「高円寺の家」洗面所

洗面所。タニタの体重計です

居間から風呂場の脱衣所を見た所です。正面が洗面所。

見えませんが左に浴室、右にトイレがあります。
真っ正面の下に黒い四角のもの。これがタニタの体重計です。
「新しい浴室には、新しい体重計が必要」とタニタを求めました。

いまの体重計はすごいんですね。 体重だけでなくて、他のデータもでてくる。 そのなかに「体内年齢」というものがあります。

体重計に乗っておどろいた。
わたしの体内年齢は「43歳」だったのです。
ことし61歳になりますから、実質年齢より体内は18歳も若かったのです。
おどろきました。
女性のみなさん、たいへんですよ。 わたしのように食生活を変えて希望が芽生えると、身体が若返る可能性がある。

わたしは1年前に、家を新築する話が出て、同じころに食生活の大改善をしたのでした。
今は、外食はしないし、昼食はお弁当を持っていく毎日です。 お肉もほとんど口にしていません。

体内年齢が若いといわれても まだすぐに疲れるし、トボトボと歩いているから、そんなに若さを感じない。

でも、体内は若い。 この若さが、いつか外面にも表れてくるのかしら。

そんなことになるといいですね。
楽しみ。

 

 

<第五話につづく>
第一話第二話第三話

 

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木組みの家「高円寺の家」のテーブルと椅子「松井事務所」より

高円寺の家のダイニングに椅子が届きました。
椅子は「木工房ようび」さんのクレーチェアーを購入しました。桧のフレームとペーパーの座面が素朴でいい感じです。木組みの家と桧の床材ににぴったりです。

「お住まい内覧会」は5月のはじめを予定しています。
近く当サイトでご案内致します。
ぜひ木組みの家と、庭と、椅子とテーブルを直接ご覧になってください。

木組みの家「高円寺の家」の椅子