プロジェクトレポート

2005年06月13日 Mon

「蛍舞う丸子の家」がはじまります

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抜群のロケーションで建方が始まりました。床下の継手、仕口 見えないところも丁寧な仕事です。

  

天秤梁 張り出し部分三ヶ所で使っています。太くしっかりした梁が床とつながる強い構造です。
縦の柱が終われば梁を乗せていきます。

 

威勢のいいカケヤの音 建て方の見せ場です。見事に上棟しました。

2005年05月13日 Fri

「再架構の家」がはじまります

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着工しました。丈夫な基礎をつくります。阿部棟梁が上京して現場を視察。刻みは会津で行ないます。

 

古材は一本一本寸法が違うので、設計に先立って福島に赴き、延べ5日間かけて実測調査を行ないました。
実測をもとに梁算段をし、ようやく架構が決定。建主さんのこだわりに合うように、手間暇をかけた設計です。

ずいぶんと個性的な梁もあります。

梁を図面に落としたところです。模型に組み込むと、このようになります。

 

梁算段の結果できた矩計。黒が今回の古材、朱は棟梁に探してもらう古材。それ以外は新材です。

 

 

解体前の民家です。元は会津の農家でした。民家の内観。味のある柱や梁が。

2005年05月12日 Thu

「再架構の家」完成内覧会の報告

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内覧会にはたくさんの方が見えました。みなさん古材のを使った面白さを口にしていました。
建主さんが集めた建具も入りました。曲がった古材とよくマッチしています。

 

2階は広々としたリビングに古材がどっしりと重なって見えます。玄関のステンドグラスが光を飾ります。

  

部屋のそこここに昔と今が混在していて、いい雰囲気がかもし出されています。
トイレの窓は奥さんの手作りのステンドグラス。デザインはご主人だそうです。

 

2階の和室をリビングから見たところ。漆喰がきれいなコントラストを見せています。

 

キッチンのカウンターの上も古材。曲がりがおしゃれに出来ました。階段の上も漆喰壁で囲っています。

  

1階の仕事部屋と和室。和室は古材の梁を井桁に組んであります。
ふすまには建主さんが京都で買ってくる和紙を張ることになっています。

2005年05月11日 Wed

「再架構の家」完成しました

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三軒分の古材を組み直して一軒の家をつくる再架構の家

 

建主さんはぜひ古材を使いたいと、ご自分で会津の古木屋 小林さんから古材を調達。
施工も腕を見込んで、会津の阿部棟梁をご指名です。
建方までを阿部棟梁、以降を風基建設が担う二段階施工になりました。
上棟から5ヶ月、「再架構の家」が完成です。古色も塗り全体に重厚な雰囲気が出来てきました。
曲がった古材も新しい地でまた有効に利用されいい味を出しています。

 

設計      松井郁夫建築設計事務所
設計協力   衣袋設計室
施工      阿部建設 + 風基建設

 

古材と新材の組み合わせが、美しく仕上がりました。

2005年05月10日 Tue

「南長崎の家」完成しました

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庭を大切にした都心のアパート併設住宅

 

豊島区南長崎にアパートを併設した住宅が完成しました。
都心だからこそ庭を大切にし、自然光を充分取り入れた自然素材の家です。
大きな吹き抜けがあるワンルーム。にはFF式ファンヒーター1台で家全体を暖めます。
夏は屋根通気、壁通気で涼しく過ごせる快適な木組みの家です。
庭に張り出す大きなデッキができたらお友達を呼んでビールを飲むことになるとか。夏が楽しみですね。

 

設計    松井郁夫建築設計事務所
施工    横田木材工事部
棟梁  渡邊 正司
写真  奈良岡忠、松井郁夫建築設計事務所

 

 

庭から見た外観。吹き抜けになっているので二階の大きなガラスがたっぷりと自然光を取り入れます。
広々とした吹き抜けのあるリビング。正面はホームシアタ-になる漆喰壁。
秋田杉のテーブルがゆったり。玄関脇には、ご夫婦の書斎もあります。

 

2階吹抜けの奥は3人の男の子のフリースペース。16畳ほどの広い部屋です。子供たちがのびのびと育ちます。

リビングから対面式キッチンを見る。和室も居間につながりゆったりした空間が広がる。
窓際の床のスリット、和室の段差から温風が出てくる。吹き抜けからは自然光が入り冬でも明るく暖かい。

 

内覧会にはたくさんの方が見えました。何度も来る人もいてにぎわいました。
この後引渡しが行われ次の日から引越しです。竣工おめでとうございます。

 

玄関とアパートの階段がモダンな感じに出来ました。

2005年04月13日 Wed

「再架構の家」仕上げに入っています

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外観もできあがってきました。もう一息です。新しい木材も色を塗ると前からずっと組み合わさっていたように見えてきます。

  

古い木材と新しいものとの調和のために古色を塗ります。弁柄と柿渋をあわせた自然素材の塗料です。

  

敷居の材料。溝には硬い桜が使われています。外に出た柱の木口には小さな屋根がついています。

  

進行中の現場では付け柱などが出番を待っています。キッチン横にある壁に飾り棚も出来ました。
玄関の両脇にステンドグラスが入りました。

2004年12月13日 Mon

「再架構の家」上棟しました

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上棟しました。阿部建設さん、お疲れ様でした。

  

古材が運び込まれ、土台、柱、貫、梁を組んでいきます。

  

かけやで丹念に叩かれ、木と木ががっちりと組まれます。

  

丁寧に刻まれた継手・仕口。

  

桁まで上がりました。