2010年10月03日 Sun
秋雨の合間を縫って、2日遅れの建て方が始まりました。
木組みの醍醐味は、建て方にあります。
木と木が軋みながら組みあがってゆく様は、 木組みの家が靭性のある、粘り強い建物であることがわかります。
木は木同士で組むことの大切さがわかります。
金物では木を傷めてしまう事も、建て方を見ているとわかります。
木組みは、優れた接合部の工夫であることを実感した建て方でした。 上棟おめでとうございます。
2010年10月01日 Fri
リンクをクリックするとPDFでご覧になれます。
2010年09月28日 Tue
地鎮祭を執り行いました。
キューブワン・ハウジングの下小屋では刻みが進んでいます。佐々木棟梁の腕がなります。
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2010年09月28日 Tue
1:50の模型が出来ました。
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2010年09月21日 Tue
この度「検見川の家」が日本漆喰協会主催2010年度漆喰作品賞に選ばれました。
選考評では、漆喰と伝統構法の調和が評価されました。
「伝統構法と古材の美しさによって漆喰がさらに美しく感じられる。
古材と新材が組み合わせられた空間は、新しいはずの漆喰も柔らかく温かみのあるものへ変化して見える。
また伝統構法による小屋組は、漆喰が互いに惹き立て合い、新たな空間を感じさせる。
それが熟練した左官技術のによって支えられ、日本の建築美が見事に表現されている作品である。」
選考評の掲載されている、
日本漆喰協会2010年度作品賞パンフレット
「検見川の家」のPDFはこちらです。
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2010年09月18日 Sat
10月2日(土)「板橋の家」上棟見学会のご案内 「板橋の家」は若いご夫婦と子供たちの住む、
のびやかな間取りの木組みの家です。
陽光を取り込む南の吹抜が、家全体を明るく照らします。
上棟したばかりの今回の見学会では、木組みの架構の様子をご覧いただけます。
下小屋では刻みが進み、美しく力強い無垢の木が上棟を待っています。
天然乾燥材は組み上げたときから家の中に木の香りが漂います。
家族を健やかに育む住まいです。
この度は建主さんのご厚意により10月2日(土)に 上棟見学会を開催させていただけることになりました。
お誘い合わせの上、是非お越し下さい。皆様の参加をお待ちしております。 参加をご希望の方は事務局までご連絡下さい。
尚、当日は現場周辺でお祭りがあるため、お車でのご来場はできませんのでご了承下さい。
2010年09月15日 Wed
富山での建築学会の記念シンポジュウムが終了した。
本会のテーマに沿って「つなぐー継承と創生ー」ということを話した。
司会の丸谷芳正先生から問題提起があった。富山の伝統的な町並み保存と、現代の新興住宅地の車庫の並ぶ景観の問題点をクローズアップ。
坂本功先生からは、日本の伝統構法の変遷と地震のたびに改正される基準法についての所感が述べられた。
西村幸夫先生からは日本の町並みの現状と問題点について。
私は、実務者として感じている現在の町並み保存と家づくりの問題点に対してどうような解決を試みているかの実践例を挙げた。
討論会になって坂本先生の明治維新前まで耐震的な体系的な動きはなかったという発言に対して、私は大工の技術体系は古代より徒弟制によって伝承しており耐震の工夫も伝えられてしかるべきではないかと反論。議論は平行線のまま会場の質疑に。
会場から神田順先生が質問。構造計算と現行の基準法についての疑問を投げかけられる。はたして日本の建築とまちづくりはどこに向かうのか?詳細は学会誌に掲載されると思うが、実に真摯なシンポジュウムであった。
散会後、鈴木祥之先生から激励。木の家ネットの和田洋子さんも聞いてくれていた。これから向かう未来に伝統構法をどうつなぐか?課題は多く深い。
次の日は金沢にて伝統構法の設計法作成及び性能検証実験のシンポジュウム。こちらも盛り上がる。ますます今後の伝統構法委員会に期待することが増えた週末であった。
2010年08月23日 Mon
2010年度 日本建築学会・富山大会記念シンポジュウムに出席することになった。
テーマは「つなぐー継承と創生ー」である。
パネラーは、坂本功先生(木構造)と西村幸夫先生(都市計画)である。
良い機会なので、坂本先生には、構法の歴史的経緯と今後の展開についてお聞きし、
西村先生には、町並み保存の今日的な意味とまちづくりが目指すべき理念についてお聞きしたいと考えている。
伝統構法の行方が、大切な時期の議論であるので、大変興味深い会になると思う。
今回パネラーに呼んでいただいた富山大学教授・丸谷芳正先輩に感謝。 みなさま富山でお会いしましょう。
2010年08月10日 Tue
もう30年も前になるが「日本建築セミナー」という優れて重要なセミナーがあり、私も参加した。その講師であり現代の棟梁として尊敬する田中文男さんが昨日亡くなった。藤本昌也氏と「民家型構法」を世に送った功績は大きい。私達はその後継者として恥じない仕事を心がけてきた。いつも設計者に厳しい人であったが「真の日本の住まい」というコンペの審査委員をご一緒させていただいた折に、少しうれしい言葉をかけていただいた。俺の仕事をしっかり受継いでくれと語って微笑んだ笑顔は忘れない。仕事をしながら、セミナーで伝統構法に対する情熱を語ってくれたころを思い出す。大好きな酒とタバコを止めなかった大文さん。どうぞ静にお休み下さい。これからの伝統構法はどこへ行くのか、しっかり見届けたいと思います。
2010年08月05日 Thu
事務所の隣は材木屋である。事務所開設以来、25年間ここで木を買っている。
近くの山の木を使う運動で、山の木を丸ごと一軒の家に使うと言った時、ここの番頭が笑った。
山には木づくりの歴史がある。
柱をつくる山と梁をつくる山は違う。適材適所ということは山にも当てはまるという。
そのことを今、改めて理解している。
国産材の無垢材の家づくりが、この番頭のおかげで、すばらしく楽しく、いつも良材に恵まれている。
その番頭が、最近では山の木を活かしてくれる仕事が少なくなったと嘆く。
だからこそ、伝統の真壁構造にこだわって、次の仕事を始めよう。
2010年07月29日 Thu
「橋本の家」の竣工写真が出来ました。
カメラマンは奈良岡忠さん。 長年にわたり、建物をとってくれています。
カメラのシャッターを切るだけなのに なぜか詩情豊かに撮れるのはなぜでしょう。
2010年07月27日 Tue
「橋本の家」の内覧会が盛況のうち終了いたしました。
猛暑の中、お運びいただいた参加者の皆様に感謝いたします。
見学にこられた方からは、「木の香りがよい」 「さりげない、たたずまいがよい」という うれしい評価をいただきました。
多くの方に、木組みの心地よさを体感していただけたと思います。
これからも住み心地のよい家族団欒の家を 造り続けたいと思います。 ありがとうございました。
2010年07月08日 Thu
「橋本の家」が完成しました。
この建物は、ワークショップ「き」組による本格的な木組みの家です。
のびのびとした屋根と、おおらかな吹き抜け空間が見所です。
暑い季節ですが、吹き向けを通り抜ける、爽やかな風を感じてください。
「き」組のリニアタイプとして完成された姿を、是非ご高覧下さい。
2010年06月17日 Thu
木組みでつくるコンパクトな都市住宅の提案
都市部の狭小地に建つ家です。 太陽の光が期待出来るのは、南の狭い隙間から。 広いテラスとリビングダイニングがつながる、二階の空間が魅力です。 一階には駐車場も建物の下に組み込んだ、コンパクトな都市住宅の計画案です。
設計=株式会社松井郁夫建築設計事務所
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2010年06月16日 Wed
2003年より活動を開始した「山と職人と住まい手をつなぐ」木組みの家づくりのパンフレットが出来ました。
現在、全国の会員15社が木組みの家づくりのネットワークをつくっています。
パンフレットでは「き」組の理念や事例写真、家づくりの仕組みの紹介がされています。
お申し込みは、事務局もしくは
http://kigumi.jp/top.htmlからID登録してご請求ください。
2010年06月11日 Fri
1:50模型が出来ました
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吹抜の奥にお茶室のある、ゆったりとした居間です
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本格的なお茶室をつくります
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数寄屋と民家の融合を目指します
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