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2019年05月28日 Tue

雑誌住む。「鎌倉古今」掲載されました。

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6月21日発売の雑誌「住む」夏号に「鎌倉古今」の取材記事が掲載されました。

レポーターは旅行随筆家の山口由美さん。伝統構法の仕組みにまで踏み込んだ取材でした。

山口さんの鮮やかな文章ときれいな写真が魅力です。

同じ夏号に友達の記事もたくさん載っています。

日影さん、風紀建設、若原さん、大橋さん、迎川さん、内田さん、皆さん頑張ってますね。

書店でお手にとってご覧ください。

鎌倉古今

2019年05月24日 Fri

「野田の平屋」始まります

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ワークショップ「き」組ではすでにお知らせしましたが、

千葉県野田で、小さな平屋の家が始まります。場所は「花野井家住宅」の隣の敷地です。花野井家住宅は故・田中文男棟梁が復元した茅葺きの農家です。

「日本建築セミナー」という講座で田中文を棟梁に教えていただいたのは、30年前でしょうか?とにかく怖い棟梁で、設計者嫌いでしたが、宮脇檀さんやその他の設計者との共同で数々の名建築と名言を残しております。

inax.lixil.co.jp/Culture/1998/12word.html

口癖は「木造は軸組だ!」と架構の重要さを常に語っておられました。というか、怒られてました。(笑)

晩年は、コンペの審査員をご一緒させていただき、更に薫陶を受けました。最後にいただいた言葉は今でも忘れません。珍しく褒めてくれたからです。

そんな棟梁の隣で建てられることで、とても緊張しております。

木造は軸組だ!と架構の大切さを教えてくれました。
野田の平屋外観模型
シンプルな内部の架構と間取り

2019年05月14日 Tue

「漢方の本陣」内覧会報告

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一般公開に先駆けて、滋賀建築士会湖北部会の見学会を開催しました。

その後、長浜に会場を移して「古民家への道」と言うタイトルで、古民家に学ぶ木組みの家づくりの講演を行いました。

引き続き工事は続きますが、5年の歳月をかけた古民家再生の出来は上々です。

竣工写真を撮るまでのチラ見でした。

リビング・ダイニングの吹き抜け
ロフトの観覧席 下にはグランドピアノが置かれます

2019年05月08日 Wed

「八王子の古民家再生」内覧会

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GWの10連休最終日にもかかわらず、およそ30人の方が内覧会に足を運んでいただきました。

都内でも八王子の小高い山に囲われた緑豊かなところです。

みなさま、遠路はるばるありがとうございました。

屋根に開けた「ハッポウ」窓から一階まで届く、光あふれるダイナミックな吹き抜けをご満足いただけたでしょうか?

5月10日のお引渡しまでに外構を仕上げて、5年間の設計監理を終えます。

明治44年築(168年前)の建物が、さらに長く愛されて生き続けるように、余分なものを造り付けない、民家本来の架構と間取りを継承しました。

工務店の担当者や職方さんありがとうございました。

建主様のご厚意に感謝します。

西側外観、格子戸を残しました
小屋裏は茅葺きのサス構造を残しました
3階分の吹き抜け
吹き抜けのTV台
吹抜の小窓から
図面担当の長男・匠も岐阜から駆けつけました
古民家再生ゼミのOGたち 美女軍団も駆けつけました(笑)
薪ストーブも設置されました

2019年04月27日 Sat

「八王子の古民家再生」完成

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外観
吹き抜けいっぱいの光

吹き抜けのリビング・TV棚
キッチンカウンター・床下エアコン
ストーブコーナー
座敷

ベットルーム・ヘッドボード

廻り階段

小屋裏
アイディアスケッチ
初回案(基本設計)

2019年04月25日 Thu

「漢方の本陣」吹抜けの足場がとれました

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追い込みに入っていた「本陣」の吹き抜けの足場が取れて、全容が姿を現しました。

あと少しで完成です。乞うご期待!

リビングよりロフトを望む
手摺と古い神棚がつきます。
南の光が吹き抜けいっぱいに注ぎます。

2019年04月20日 Sat

「漢方の本陣」追込です

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5月11日の滋賀県建築士会の見学会と講演会を控えて、工事の追い込みに入っています。

メールのやり取りで現場の様子を見ていましたが、壁の仕上げに入る前に架構の様子を確かめに行ってきました。

ここで決めておかないと、やり直しの効かない段階に入ります。

現場で、いくつかの指示を済ませてとんぼ返りの監理でしたが、これで最終仕上げまで、大丈夫でしょう。

現場の大工さんたちは、よくやってくれてます。感謝!感謝!

一般公開はまだ先ですが、とりあえず建築士会の皆さんに見ていただければ、午後の講演会にも、話が弾みます。わたくしも楽しみにしております。

古民家の再生の理論と技術について、耐震+エコ改修の家づくりのお話をさせていただきます。

「むかしといまをみらいにつなぐ」「本物は本来のもの」は、松井事務所の理念です。

リビングの吹き抜け足場が取れれば大空間

ロフトに設置する神棚
出窓のデスク
天井の高い廊下
ロフトに上がる階段
個室の高窓
個室の梁
玄関の石貼り床
飾棚を決める
ステンレス仕様のオリジナルキッチン

2019年04月12日 Fri

「八王子の古民家再生」内覧会のチラシができました

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お申込みは松事務所まで。ok@matsui-ikuo.jp 地図を送りいたします。

2019年04月11日 Thu

古民家再生・内覧会のお知らせ

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5年の年月をかけて取り組んでまいりました「八王子の古民家再生」が竣工となりました。

暗くて寒かった明治時代に建てられた茅葺きの古民家を、明るくて温かい住宅に改修し

「終の住まい」としました。

耐震は石場建てのまま、エアコン一台を床下に吹き込み暖冷房します。

地震に強く、温かい「耐震エコ改修」の古民家再生事例です。

このたび建主さんのご厚意で・内覧会を催すことになりました。

古民家の再生にご興味あるみなさんのご参加をお待ちします。

2019年5月6日(月・祭日)12時より17時まで現地でお待ちします。

お申込みは、松井事務所のメール ok@matsui-ikuo.jp からお願いいたします。

追って地図をお送りいたします。

外観 タカハッポウという屋根裏窓が付きました。
小屋裏
タカハッポウからの美しい光
旧家の煤竹を再利用
古い格子の建具を使って、むかしの外観を再現
階段前の新しい格子戸
工事中のキッチンカウンター
工事中の下足入
工事中のTV台

2019年04月04日 Thu

長浜の講演会のお知らせ

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滋賀県長浜市木之本の270年前の古民家再生「本陣」が、竣工します。

5月11日に、滋賀県建築士会の見学会と講演会を行います。

一般見学会は別日になりますが、午後の長浜で行われる講演会は参加自由です。

お近くの方はどうぞこの機会に、古民家から現代木組の流れをお聞きください。

建物の一般公開日は、おってお知らせします。

2019年03月31日 Sun

漢方の本陣 佳境です

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5月11日の内覧会に向けて、いよいよ仕上げ工事の佳境に入ってきました。

16センチの傾斜を直して、ここまで来るのに多くの時間を要しましたが、少し先が見えてきました。

リビングの吹き抜けとなる大空間の足場が取れることを、楽しみにしております。

今回のエアコン一台で温める温熱計画のために、吸気と排気のコントロールを入念に打ち合わせしました。

見えない空気のコントロールは、難しいのですが、住まい手にとっての心地よさを提供するために大切です。

夏見さんにお願いしている換気扇やフアンもついて、難関をクリアしたいと思います。

ダイナミックな木組みの良さをそのままに、暖かな古民家を次の世代に伝えます。

温熱計画の解説をする夏見さん
夏見さんの温熱計画スケッチ
新しい個室の間仕切り
かつての通り土間に挿入

施工図
現場で臨機応変変更します

足場が取れれば、大きな吹き抜けのリビングが現れる
この大空間でもエアコン一台で温めます

2019年03月24日 Sun

さくらさくみらい保育園+共同住宅 竣工

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建物外観 桧ランダムルーバー

保育園玄関
階段室
2階保育室から屋上庭園を望む
2階保育室
床も天井も木の優しい室内
階段室
二階屋外庭園 明り取りのトップライトは子どもたちのベンチ
共同住宅 玄関
共同住宅(ファミリータイプ)
住戸内台所(ファミリータイプ)人工大理石カウンターキッチン
浴室、洗面、トイレ
住戸内台所(ワンルームタイプ)人工大理石カウンターキッチン

2019年03月21日 Thu

「古民家+木組」のデザインゼミナールがスタートします!

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受講生募集中!

15年続いた「木組のデザイン」ゼミナールと、好評だった「古民家再生ゼミ」を統合し、「古民家+木組」のデザインゼミナールとしてリニューアルします。

「古民家+木組」のデザインゼミナールは、再生コース・設計コースの2つのコースがあります。

再生コースは、江戸東京たてもの園での実測実習を経て、古民家再生の設計を行う実践型講座です。また、古民家再生に適した構造計算法である、限界耐力計算の演習も行うので、ゼミを修了すれば、仕事でそのまま活かせる技術が身につきます。

設計コースでは、初日の即日課題をベースに、耐力壁・水平構面の考え方などの座学に加え、伏図の作成、木拾いの実践、軸組模型の作成を行い、段階的に木組の家を創るための実践を行います。更に、温熱編では、時代の要請である温熱性能の向上・省エネ性能の向上を森林文化アカデミーの辻充孝先生によるパッシブデザイン講座から学びます。課題を提出することで、最新の温熱計算ツールを手に入れることができます。

また、設計コースの2回目には、美しいデザインの建築を手がける横内敏人先生、泉幸輔先生をお呼びしました。最近の仕事を中心に講演をしていただき、その後、泉幸輔+横内敏人+松井郁夫の鼎談が実現することになりました!めったにない機会ですので、ぜひご参加ください。スポット受講できます。

当ゼミは、古民家再生、美しい木組の家づくりを同時に学ぶことができる盛りだくさんの内容となっております。

定員に達し次第締切となりますので、お早めにお申し込みください。

両コースともまだまだ受講生を募集中です!
全国から奮ってのご参加をお待ちしております。

勉強会の詳細は、こちらから↓

2019年02月28日 Thu

「八王子の古民家再生」現場報告

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八王子の古民家再生は、今年で5年目。この春の完成を目指して造作工事に入っています。

日大の学生さんと設計者やこれから古民家の再生をされる建主さんに向けて、構造見学会を行いました。

造作工事がまだまだ形になっていませんが、階段もでき、小屋裏も仕上がってきました。

足場が取れてタカハッポウが姿をあらわしました
小屋裏も仕上がってきました
吹抜けは三層分のダイナミックな空間になります
構造の先生もお見えになりました
足元の古い継手を解説中「雇竿、車知栓止」

2019年02月28日 Thu

「漢方の本陣」現場報告

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5年目に入った「漢方の本陣」の造作工事が進行中です。

270年前に建物の傾きが直り、配管工事や断熱材の床下、天井、壁内の施工が終わって、 仕上げ工事にかかりました。

ようやく 各部屋の様子がわかり始めました。天井の高さを再度確認して、古い黒々とした丸太梁を見せることになりました。

エアコン一台で75坪の平屋を温めるためには、見えない空気のコントロールをしなければなりません。

パッシブハウス・ジャパンの夏見諭さんにアドバイス頂きながら、吸気と排気の計画をねっています。

リビングの吹抜けが姿を現しました

廊下の天井を高くして梁を見せます
スタイロフォーム充填

仏壇の框タモ無垢材加工

2019年02月02日 Sat

内覧会のお知らせ

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「さくらさくみらい保育園+共同住宅」の内覧会の開催を2月11日10時〜16時に予定しております。

松井事務所には珍しく、RC3階建の保育園と共同住宅です。

外壁には、外断熱を採用し南窓には日射遮蔽の木製ルーバーを。内部には、1.2階の保育園を年齢別に木組フレームと建具で部屋を仕切り、広がりのある大空間も可能です。床は子どもたちに優しい無垢の木でに床下エアコンで温めます。はだしで走り回れる屋上庭園もつくりました。

共同住宅は、5室。ファミリータイプ2戸2LDKとワンルーム3戸。全戸オリジナルキッチンと木製フロアーの広い部屋になっています。

当日は、オーナーのご厚意により公開します。

お申込みは、ok@matsui-ikuo.jpまで。

お名前、住所、職業、お電話、メールアドレス

を明記してください。

受付次第、メールにて地図をお送りします。

多数の場合は、抽選にさせていただきます。

どうぞ、お運びください。