プロジェクトレポート
2021年06月16日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 小金井の家
一本の柱に梁と桁の二本の材を組むときに柱のホゾを二重にします。
「重ホゾ」という仕口です。
主に小屋下の地回りで組む「折置組」の時の仕口です。
柱と梁が一本の木で結合するので、丈夫な一体化した門型の架構ができます。
梁の下に必ず柱が建つので、構造に制約が生まれ開口部が自由に開けられませんが、
内部を開放的にできるので、むかしは納屋によく使われました。
松井事務所では室内を開放的にして造り込まない標準仕様にしています。
何世代もの生活の変化に耐えるガランドウの家ができるからです。
常に、「古民家」のように長寿命の家を目指しています。
「いつか古民家になる」家です。