プロジェクトレポート
2014年10月13日 Mon
網走と聞くとつい刑務所を思い出してしまいますが、実はとても風光明美なところでした。
先週の9日に、北海道の高断熱高気密の家づくりを実践する「アース21」というグループに呼ばれて、伝統構法の話をしてきました。
高断熱高気密の会で伝統構法を話すのも、なんだか場違いな気もしますが、木組みの家は地震や台風から命を守ることが使命で、北海道の高断熱高気密の家は、寒さから命を守ることが使命ですから、人の命を守るという方向は同じと言えます。
ところが、北海道では2×4が主流で、軸組工法は稀です。ましてや、伝統的な木組みの家はほとんどないといってもよいでしょう。
そんな中、北海道で雑誌の編集をしている友人から、伝統構法のことを知りたいとオファーがありました。木の家づくりの基本は軸組にあると気づいたとか?民族の血が騒ぐとか?
とにかく行ってみると、驚いたことに外壁に400ミリの断熱材を壁に施工していました。室内は、気密を採るためにポリエチレンフィルム。それも継ぎ手のないシームレス施工です。
徹底した施工管理をして、実績を上げている工務店の社長が、以前私の話を東京で聞いて、これは家づくりの基本だと気づいて、みんなに聞かせたかったとか?それで今回の講演会になったようです。うれしいですね。
わたくしも伝統構法で省エネは実践しているほうですから、お互いの構法の違いを超えて交流してきました。それにしても網走は美しい。ホテルに着いて周りの景色に見とれてしましました。
スケッチブックを置いてきたことを反省! 出がけに絵を描いている暇もないかとバックから出してしまいました。残念!
とりあえず写真で景色をお楽しみください。今度は網走に、絵を描きに行きたいですね。
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