プロジェクトレポート
2013年05月30日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 髙円寺の家 オーナー連載 | 高円寺の家
「高円寺の家」のオーナーのKさんによる連載エッセイ第八話です。
「高円寺の家」施主
第八話
光の採り入れ方。浴槽につかりながら庭を見る
さて今回は光の採り入れ方です。
これまで幾度となく申し上げましたが、わたしの家は南側にアパートが建っていて光が入りにくい立地となっています。
南側に中庭をほどこして光が入るように設計されています。
写真は、朝、目覚めたときの天井の風景です。
ベッドの真上で光があふれています。
南側の屋根に小さな小窓がしつらえてあり、リモコンで開けることもできます。
寝室を出て、パソコンルームにいたる廊下。この上部にも開閉式の窓があります。
ここは通常はベランダですが、空中庭園として芝が貼られています。
洗濯物は外に干さず、すべて乾燥機で処理する考え方になっています。
欧米式なんですね。
そして、この家の特徴は、全室から庭が見えるところです。
居間から庭をのぞむ。
食事室から庭をながめる。
寝室からの光景。
浴槽につかりながら、庭をながめることが出来ます。
風呂場は、この家の目玉です。
玄関に小窓をつけていただいたので、あかるい。
食事室の南側。雪見の窓というのでしょうか。
障子を開けると、窓があり、それが開きます。
北側、階段下の明かり取り。
圧巻は、食事室の上部に大きく設置された、はめ殺しのガラス窓です。
これは西側ですが、家で唯一、大空が見える位置です。
この窓の効果で、食事室が大きく見えます。
青空を見ながら朝の食事。
夏場は西日が当たるかもしれませんが、それも経験してみなくてはわかりません。
食事室。
東側の窓から朝日が差し込みます。
今朝は卵かけご飯でした。
<第九話につづく>
第一話、第二話、第三話、第四話、第五話、第六話、第七話
「松井事務所」より
Kさんのお宅は、南側にアパートが隣接しているため、採光は一番の課題でした。
3Dで日影を検討し、冬はたっぷりと光を入れ、夏は直射日光を入れないよう、窓の開け方を工夫しました。
さらに、白い漆喰壁が光を運び、家中を明るくします。
お住まい内覧会では、狭小地でも明るい木組みの家を、ぜひご体感ください。