2017年03月31日 Fri
木の家を建てようとすると、必ず直面することに構造の問題があります。気になるのは柱や梁の組み方です。
そこで見直されてくるのが、丈夫で長寿命な伝統の木組です。
柱や梁の制約の多い木組ですが、基本的なルールーを身につけることで自由度もアップし、美しいデザインの家をつくることが出来ます。
14期をむかえる本講座では、伝統構法による木組の技術と省エネルギーの手法を加え、これからの木の家づくりを学んでゆきたいと思います。
本講座の特徴でもある、美術が習得できる講座も好評です。
さらに省エネルギー法の改正を2020年に控え、温熱性能向上も必須事項となりました。
毎年大好評の、岐阜森林文化アカデミー講師・辻充孝先生による、温熱計算ツールを入手できる講座を、5回連続で行います。
木造住宅の基本から、丈夫で、快適で、燃費の良い木組の家づくりを身につけませんか?
対象は、木組の家づくりを学びたい設計者および施工者です。
本講座の特色は、美しさと構造と温熱向上のバランスの取れた木組を学べる点にあります。
美術大学出身のメンバーが「美術講座」を、国土交通省による伝統構法の見直し委員会に参画した「木造住宅【私家版】仕様書」執筆メンバーが「木組講座」を指導します。
実際に手を動かしてデッサンや軸組模型をつくることで、しっかりと実践力を身に着けることができます。
また、第一線で活躍されている建築家の方々に、家づくりの極意を講義していただくゲスト講座も設けました。
講座は「入門コース」と「上級コース」と「実践コース」の3コース制です。
実際の建物の架構を実践するコースも、サポート体制として用意おります。
受講生による実践事例も増えています。
わたしたちは、伝統的な大工技術と国土保全につながる木材の循環の仕組みから、
省エネルギーにつながる日本の家づくりを考えます。
日本の優れた木組の仕組みを、みなさんと共に未来へつなげていきたいと思います。
全国の皆様のご参加をお待ちしております。
ワークショップ「き」組 理事長 松井郁夫