プロジェクトレポート
2017年03月01日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」内覧会は、ご家族連れや設計中の建主さん、木組ゼミの受講生のプロの方も大勢見えて、盛況のうちに終了いたしました。
会場を提供いただいた建主様やキューブワンハウジングの工事関係者、家具を展示していただいた青山のオーローズのスタッフ、2日間の間に、お運び頂いたみなさま、大変ありがとうございました。
これを励みに、民家のような架構に居心地の良い木組みの家を作り続けます。これからもよろしくお願いいたします。
友人の住宅評論家・南雄三さんの感想を掲載させていただきました。
詳しくはこちらから、http://kigumi.jp/blog/
2017年02月24日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」が完成し、内覧会を開催させていただけることになりました。
詳細は「き」組サイトで掲載中!
お申込みは下記からもどうぞ。
http://2022test.matsui-ikuo.jp/contact/
みなさまのお越しをお待ちしております。
2017年02月17日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の古民家再生
東京都内に茅葺の家が残っていることは、大変珍しいことです。
八王子の小高い敷地に立つこの家は、明治40年代に建てられたといいます。
およそ百年を生きた家です。
大事に使われてきたこの家を、終の棲家にすることが今回の目標です。
そこで、耐震改修はもちろんですが、
古民家といえども暖かい家にしたいと考えました。
古民家の耐震エコ改修です。
屋根は茅葺きの形状を活かして、勾配屋根にします。
茅は今では手に入りにくいので、ガルバニュウム鋼板に葺き替えます。
小屋裏にも光と風を呼ぶために、ハッポウという明かり窓を開けました。
ハッポウは、山形県の田麦俣地方の見られる兜造りの屋根の中腹に作られる明かり窓のことです。
この窓から、リビングやダイニングにも光と風が届けられます。
日本の家は、高い床下が特徴ですが、
ここでは床下を密閉してエアコンの暖気を入れます。
窓際のガラリから吹き出すことで、
ガラス窓の冷えた重い空気を暖めながら室内を回ります。
断熱材の入れ方を工夫して、床下から屋根上まで外断熱を施しています。
エネルギー効率の良い断熱材を選んで温熱性能を向上させています。
むかしの姿を彷彿とする外観に比べ、
室内は現代的なインテリアを目指しています。
食通のご夫婦の台所はオリジナルキッチン。
魚料理中心のグリルを備えた本格厨房です。
すべてに自然素材を使いながら、暖かく心地よい家を目指しています。
「なつかしくてあたらしい」古民家再生です。
松井郁夫
2017年02月16日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
吉祥寺の井之頭に建つコンパクトな家です。
12坪の小さな建坪ですが、地下駐車場を持つ3層36坪の木組の家です。
ワンルームの部屋を積み上げることで、コンパクトながら広がりのある空間を創りました。
丈夫な柱梁に支えられた民家のような架構が特徴です。
各部屋は造り込まないほうが、広く使えて生活の変化にも対応できます。
子育て世代には、間仕切りを自由に移動できることが大切です。
たっぷりの収納にガランドウの部屋。
水廻りの動きやすい動線も確保しました。
畳敷きの小上がりも、空間に変化を創ります。
吹き抜けを通して光や風が室内を回ります。
温熱環境を考慮して、床下にエアコンを工夫しました。
外断熱を十分に施し、夏涼しく冬暖かい家を目指します。
きれいな空気が家中に行き渡る心地よい家になることでしょう。
3Dによる日射や影の検討も加え、天空率計算で最大限まで床面積を使い切りました。
庭のデッキの緑は、手に触れることが出来て、リビングが外までつながっているようです。
子育てに最適なコンパクトな木組みの家です。
松井郁夫
2017年02月04日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」は、新防火地区に建っているため、燃えしろ設計で太い木材を使って準耐火建築となっています。
その木材はJAS認定品でなければならず、入手に苦労すると思われましたが、以前からお付き合いしている「吉野中央木材」さんで用意していただけました。
おかげさまで、規格外の大きさにもかかわらず、美しい吉野材を使うことが出来ました。
昔から吉野といえば日本一のブランド材で有名ですが、石橋さんの対応の良さに感謝しております。
色艶といい杢目といいやっぱり日本一ですね。ありがとうございました。
2017年01月21日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 日記 | 阿佐ヶ谷の家
本棚の家というコンセプトでつくりました。
ワークショップ「き」組のブログからどうぞ。
2017年01月19日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」もうすぐ完成です。
木製窓の気密を工夫しました。
2017年01月19日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
東馬込の家は順調に進んでいます。
http://kigumi.jp/blog/higashimagome-dannnetsu
2016年12月10日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
ワークショップ「き」組の家の集大成とも言える「東馬込の家」構造見学会は盛況でした。
伝統構法による耐震性能、準耐火建築、高断熱高気密と、3つを兼ね揃えた、これからの木の家です。
ワークショップ「き」組HPからどうぞ。
2016年11月02日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
東京都大田区の住宅街に木組の家が上棟します。
最もシンプルで、最も合理的な木組みの家。
無垢の木と漆喰でつくるワークショップ「き」組の家づくりの基本形が、
火事に強い準耐火建築物として新防火区域対応になり、
同時に高い温熱・省エネ性能を備えました。
何世代にも住み継ぐことのできる「本物の木の家」を見に来ませんか?
上棟したばかりの構造見学会は、地震に粘り強く、丈夫な木組の骨組みを じっくりとご覧いただけます。
日本古来の耐震の工夫である「貫」「足固め」「折置組」「フラットベット型基礎」など、
木組の醍醐味のすべてを体感していただけます。
ぜひお誘い合わせの上、お申込みください。
みなさまのお越しをお待ちいたしております。
2016年10月11日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
日本の民家には「破風板」という屋根の部材があります。
木組で小屋組みをつくると、梁が外部に出てくるので、そこから水が入らないようにするための板なのですが、これが結構大きな幅の板になります。
「吉祥寺の家4」は180㎜の桧の無節を使っています。
180㎜というと、少し重く感じるサイズです。
昔の大工さんは、その辺もよく心得ているもので、板に一本、筋を入れて、軽く見せる工夫をしました。これは、水切りを良くするためでもありますので、切り口が斜めになるように欠き込んでいきます。
簡単なようで、これには眉かき用の刃物が必要で、なかなか高級な仕事なのです。
佐々木棟梁、いつもありがとうございます!
10月になり、晴れの日が多くなったので、現場もペースを上げて、工事は順調です。
断熱材もしっかり充填され、サッシも入りました。
ここからじっくりと内部造作が進んでいきます。
完成までは、こちらもずっと緊張しますね。(匠)
2016年09月20日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」の地鎮祭と材料検査を行いました。
地鎮祭で工事の安全を祈願したあとは、お施主さんも一緒にキューブワンハウジングさんの下小屋へ。材料検査です。
今回は燃えしろ設計なので、150幅のJAS材を使います。いつもきめ細かく美しい吉野材ですが、今回も素晴らしい材料です。まるでヒノキのような杉材です。
1本1本、すべての材の面をみて見て、どの木をどこの部屋にどう使うかを決めます。その場で番付を打って、大工さんとの齟齬がないようにしていきます。
特に吹抜や階段周りに気を使います。これが、毎回行う「木づかい」です。
2016年09月08日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
8月27日。台風迫る雨模様の中、「吉祥寺の家4」の構造見学会が行われました。
足元の悪い中でしたが、プロの方や一般の方、たくさんの方に来て頂きました。
木組の丈夫な架構である貫や足固めをご覧になって、堅牢な仕組みに皆さん感心されていました。
天気に左右される大工仕事。
この日も二階では、天井張りが行われていました。
赤ちゃんやお子様も多かったので何の音か気になるけど、梯子が怖くて登れない…。
そんな可愛い一幕もありました。
「吉祥寺の家4」は、2月末に完成内覧会予定です!
(木村)
2016年08月06日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 吉祥寺の家Ⅳ
吉祥寺の住宅街に木組の家が上棟します。
暮らしやすさを考えた、収納の多い間取りです。
スタンダードで心地よい家を目指しました。
何世代にも住み継ぐことのできる「本物の木の家」を見に来ませんか?
構造見学会は、地震に粘り強く、丈夫な木組の骨組みを じっくりとご覧いただけます。
日本古来の耐震の工夫「貫」「足固め」「折置組」など、
木組の基本のすべてを体感していただけます。
ぜひお誘い合わせの上、お申込みください。
みなさまのお越しをお待ちいたしております。
開催日時:
2016年8月27日(土)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方、本年度「木組ゼミ・古民家再生ゼミ」受講生
「吉祥寺の家4」
1F 54.54㎡ 2F 54.06㎡
延床面積 109.06㎡(33坪)
構造材 天竜杉・桧(手刻み)
設計:松井郁夫建築設計事務所(松井郁夫、松井匠)
設計協力:望月麻紀
構造計算:悟工房(山中信悟)
施工:キューブワン・ハウジング(小村幸治・佐々木棟梁)
山:天竜T.S.ドライシステム協同組合(森下幸司)
2016年07月27日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」着工です。
こちらは元々お住まいの家を建て直す為、
解体作業→位置出し→基礎コンクリート作業と進みます。
今は「位置出し」と言って、家が建つ場所を測って割り出し、
印を着ける作業をしています。
一方その間に、建主さんと松井は材木検査へ。
今回お世話になる、キューブワン・ハウジングの下小屋へ行き、
静岡の天竜から来た材木をチェック。
建主さんと、実際に目で見て材木を選びます。
これは、松井郁夫建築設計事務所では、毎回必ず行う作業です。
この時色の悪いものや、節が大き過ぎるものは送り返します。
真壁で、木が見える木組の施工だからこそ、材木にはとことんこだわっています。
選んだ材木は、この後大工さんが手刻みで加工。
柱や梁になります。
今回植栽計画も入念に。
以前の玄関先にあった、オオムラツツジを残すため、
一旦建物の裏に移植しています。
完成後はまた玄関先に戻します。
夏の植替えは負担になるそうで、少し心配です。
「吉祥寺の家4」は、8月末に上棟の予定です。
2016年07月15日 Fri
先日「木組のデザイン」ゼミナールにて、関本竜太さん・横内敏人さんの講義が開かれました。
関本さんの講義はいつも軽快で面白く、
聞いていてあっという間に関本さんの事がわかるようです。
リオタデザインの仕事も、そんな関本さんの人となりが表れているなと感じます。
去年に引き続き、ありがとうございました!
横内さんの授業は、人間の住処の歴史から始まり、驚きました。
また、午前中にパースを描く授業が行われていたのですが、
終わり頃登場した横内さんが、
サラサラっと素晴らしいパースを描いてくださり一同大興奮。
横内さん、遠くからありがとうございました!