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2014年02月12日 Wed

「我孫子の家2」破風板の眉

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木組みの家「我孫子の家2」破風板の眉

ケラバに張る板を「破風板」といいます

木組みの家「我孫子の家2」眉

上に向かって鋭角に欠き込んだ丁寧な仕事です

「我孫子の家2」は大工工事が着々と進んでいます。

写真は下屋の破風板です。 破風板には、雨風から建物を守る大事な役割があります。

よくみると下部に線が掘り込んであり、これを「眉欠き」といいます。 水切りを良くするためと、板自体を軽くみせるための細工です。

原田棟梁はこの「眉」を鋭角に欠き込んでいます。 そちらのほうが水がよく切れるからですが、これには特殊な刃物が必要で、じつに丁寧な仕事です。

日本の民家は、こうした工夫が随所に施されていました。
木組みの家はこうした技術を伝承していきます。