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2014年06月17日 Tue

OZONEの展示会に行ってきました

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先日、新宿のOZONEに行ってきました。建築家の造った、建築模型の展示会が開かれているので見に行ってきたのです。松井事務所からも「せがい造りの家」を出品しています。

見ていて興味があったのは、最近の家づくりの傾向についてでした。何か新しい視点が見つかるかなと期待して見ましたが、特に目につく傾向も、視点もなかったかなァ・・という印象です。

よくいえば、家づくりの世界は、ある面で成熟しているのかもしれません。今回の展示のタイトル「What’s 家?」もそれを物語っているように思いました。

今は、デザイン性の高い家が当たり前になって、奇抜さを求めるのは、もう限界に来ているのではないでしょうか?むしろ、みなさん敷地や暮らしに素直につくっている感じで好感が持てました。

松井事務所は、しっかりとした骨組みの模型を展示させていただいております。本来、目新しいものを追いかけるような仕事をしていませんので、まあ、いつものように木組みの家をアピールさせていただいております。

木と木を組むことで、美しい骨を造り、冬暖かく夏涼しい腰屋根や、壁や開口部の工夫を加えて、丈夫で心地よい空間をつくる。むしろ伝統的な木組の家づくりを再発見してほしいという思いで展示に参加しました。

やはり、家づくりは、土地の気候に沿って、住まい手にとって気持ちのいい生活を造り出すことが大切だと思います。それには、まず安全な骨組みを造り、風の流れや太陽の動きを読んで、自然に逆らわずに家づくりを進めることかな、という思いを再確認した展示会です。8月5日まで開催されているので、お時間のある方は是非お立ち寄りください。

写真 1

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