年間アーカイブ

工事経過 | テスト_松井郁夫建築設計事務所 - Part 5

2009年11月14日 Sat

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「越美文化研究所」完成内覧会の報告

内覧会は白鳥中の方々が見に来られました。何が建つのか、町のうわさになっていたようです。

韓国の大庁(テーチョン)をモデルにしたデッキには、
水谷さんデザインの「卍崩し」の丸窓があります。夏はここにハンモックを吊るすそうです。

 

白鳥の霊峰を眺めることのできるデッキ。外部はすべて雨戸で閉じることが出来ます。
子供連れの近所方も来られました。公共施設としてのお披露目もできました。

 

膨大な蔵書が収められる書庫。もっとあるそうです。
幅違いの階段に皆さん興味津々でした。地下室におりる階段も同じ造りです。

 

水周りは間接照明で手元と顔を照らせるようにします。石貼りの床に壁は板貼りのお風呂。

 

地下室には本を置いたり、ワインを置くそうです。広いロフトは、お客さんが大勢来ても寝間として使えます。

2009年11月01日 Sun

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「府中の家」1:50の模型ができました

 

2009年10月26日 Mon

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「清瀬の家」が完成しました

和と洋が調和する、せがい造りの二世帯住宅

 

 清瀬市の閑静な住宅地に、木組みの二世帯住宅が建ちました。

「いい職人さんにいい仕事をしてもらいたい」
「つくり手との信頼関係で、ずっと家の面倒を見てもらいたい」

昔から日本であたりまえにされてきたことを未来につなげる家になりました。
せがい造りにモダンな空間を調和させた、住み心地のいい大きな家です。
これから100年以上かけて何世代にも受継がれていく家を、
熟練の伝統的大工技術と設計で組み上げました。
完成おめでとうございます。

 

設計  ㈱松井郁夫建築設計事務所
施工  渡辺工務店
山    TSウッドハウス協同組合

 

2009年10月15日 Thu

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「清瀬の家」完成内覧会のお知らせ

秋も深まり、虫の音が聴けるようになりました。 中秋の名月はご覧になりましたでしょうか。
この度建主さんのご厚意で「清瀬の家」完成内覧会を 開催させていただけることになりました。
軒の深い日本家屋らしい佇まいの二世帯住宅です。
「せがい」という2階がせり出した伝統的な造りも見どころです。
おかげさまでわたくしたちの手がける 木組みの家も100棟目を迎えました。
長年、金物に頼ることなく、 手刻みの木組みの家づくりをともにした渡辺棟梁の仕事です。
むかしといまをみらいにつなぐ木組みの家をご高覧下さい。 みなさまのお越しをお待ちしております。

2009年10月10日 Sat

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「越美文化研究所」完成内覧会のお知らせ

秋晴れの季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。
このたび「越美文化研究所」が竣工となり、
建主さんのご厚意で完成内覧会を開催することになりました。
「越美文化研究所」は元NHKプロデューサーの水谷慶一さんによる
財団設立の拠点として岐阜県郡上市白鳥町に建ちました。
日本海側からの大陸文化流入の接点であった奥美濃地方の歴史と文化を掘り起こし、
広く地域の人たちと地元の知的財産を共有するための公共施設兼住居です。
建物は16間の長さを持つ、清水の舞台のような懸造りの上に建っています。
丸窓のあるデッキは韓国の大庁(テーチョン)がモデルです。
材木は地元白鳥の木を使いました。施工は地元の澤崎建設。
迅速な対応と高い施工精度で見事に木組みの家を完成させてくれました。

2009年09月26日 Sat

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「清瀬の家」漆喰が塗られました

「清瀬の家」の工事は左官が入っています。
居間の漆喰が塗られました

2009年09月19日 Sat

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「清瀬の家」シートが外れました

「清瀬の家」シートが外れました

シートが外れて、外観のお披露目です。

2009年09月13日 Sun

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「越美文化研究所」工事は順調です

着々と工事が進み、完成に近づいてきました。椹(さわら)板の外壁がとてもきれいです。

 

入り口の碑石もできています。
外壁は漆喰と椹(さわら)の板張りです。松丸太の頭がアクセントになっています。

 

川沿いからみるとこのように見えます。
玄関ポーチの格子。外が見えるので、誰かが来ると分かります。

 

内部も着々と進行中。もうすぐ漆喰が塗られます。
段板ごとに幅の違う階段です。短い距離で上がりきるための工夫をしました

 

2009年08月13日 Thu

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「下連雀の家」天井が貼られました

着々と進行中の「下連雀の家」です。

天井が貼られました。節のない八溝杉の板です。

 

配線を見せない工夫を棟梁と電気屋さんと打ち合わせました。
地震に耐えるための壁を耐力壁といいます。貫と面材を使った耐力壁をつくります。

  

吉野の桧の大黒柱です。サッシも入りました。天井が高いので、欄間に窓があります。

 

玄関の灯りは雰囲気のある照明器具を取り付けます。居間から見た和室と廊下。和と洋を併せ持った家になっています。

2009年08月13日 Thu

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「越美文化研究所」丸窓のデザインが決まりました

丸窓は「卍崩し」のデザインです。この地域の歴史を掘り下げるためのこの建物にとって、意味のあるデザインです。

 

白山の霊峰を望む懸造りのデッキです。この日は水谷さんも交えて打ち合わせしました。

2009年08月07日 Fri

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「越美文化研究所」完成から三年経ちました

越美文化研究所ができて、三年が経ちました。
外壁のサワラは無塗装ですが、すばらしい色合いになっていました。周囲の自然と溶けこんでいます。

2009年08月07日 Fri

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「越美文化研究所」完成しました

歴史と文化活動の拠点となる住居兼研究所

岐阜県郡上市白鳥町は、長良川の源流と、白山連峰の自然に恵まれた豊かな土地です。
今回依頼された仕事は、元NHKプロデューサーの水谷慶一さんによる財団設立の拠点づくりです。
財団は広く地域の人たちと地元の知的財産を共有するために設立し、
歴史研究や文化活動の中心となる住居兼研究所をつくりました。

日本の文化は古くから中国大陸の強い影響を受けており、
その入り口は日本海に沿う地域で、そこから内陸部に浸透していきました。
浸透のルートには河川の水運が利用され、長良川の源流である奥美濃地方は
日本海側からの大陸文化流入の接点の役割を果たしてきました。

財団は、郡上市白鳥町に残る繭(まゆ)問屋「岩尾屋」の保存を主に、
この地域の歴史や文化を掘り起こすための拠点として
「越美文化研究所」を発足させました。

財団設立にあたり水谷慶一さんの趣意書と主旨文に加え
水谷さんと交友のある哲学者・梅原猛氏からも推薦文が届いています。

水谷慶一氏     財団設立趣意書 (PDF:20KB)

 主旨文「言いだしべえの弁」 (PDF:18KB)

梅原猛 氏       推薦文 (PDF:16KB)

工事は地元の工務店澤崎建設さん。
迅速な対応で東京の松井事務所とのやりとりをこなし、
精度の高い仕事で16間の懸造りに乗った研究所を見事に完成させました。

これからが「越美文化研究所」の活動のはじまりです。
竣工おめでとうございます!

 

施工  澤崎建設
設計    松井郁夫建築設計事務所
撮影    奈良岡 忠、松井郁夫建築設計事務所

 

長さ16間、懸造りの住居兼公共施設です。

 

2009年08月07日 Fri

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「清瀬の家」二階の造作工事

「清瀬の家」2階造作工事

二階の工事も着々と進んでいます。

2009年07月25日 Sat

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「清瀬の家」内部造作工事

清瀬の家内部造作工事

内部の造作が進んでいます。居間の雰囲気も分かるようになってきました。

2009年07月13日 Mon

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「下連雀の家」内部造作が進んでいます

実にスムーズに工事は進んでいます。ブラッシュアップして軒と高さを整えたプロポーションが見えてきました。

 

この建物の大切な要素である軒と庇。下から見上げても美しくつくります。
和室の天井は「がま天井」です。茶室の趣を大事にします。

2009年07月13日 Mon

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「越美文化研究所」壁の下地が張られました

壁の下地が出来てきています。外壁が入ることで建物のボリュームが出ます。

 

韓国の民家にみられる「大庁」(テーチョン) をモデルにしたデッキに丸窓が入ります。